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popporo

Author:popporo
初めまして。。(*^_^*)

ご趣味は? と聞かれると、「読書」と応えられるほど、読書が好きになってきました。

読書によって世界を広げることができるからです。

大切な読後の余韻を読みっぱなしにして忘れてしまわぬよう、また理解を助けるためのメモとして始めた書評記録ですが、さらに世界を広めるために、皆様から感想を頂戴できるとうれしいです。
m(_ _)m

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独創はひらめかない

2013.01.27 22:12|実用
独創はひらめかない ★★★★ 2013.1.23
金出武雄(カーネギーメロン大学教授)
日本経済新聞出版社

・発想は、単純、素直、自由、簡単でなければならない。
・しかし、発想を実行に移すのは知識が要る、習熟された技が要る。

 副題に「素人発想、玄人実行」とあり、素人の観点から発想し、それを実現に導くには玄人の技術が必要と説きます。まさにそのとおり。こうした観念は持っていましたが、もやもやとしたものとして存在し、自分では明確に表現できませんでしたが、金出先生が端的に表してくれました。

・真似をしてもいいではないか。最初は同じものだが、それに何を付加するか、それを昇華させるレベルがどれほど高いかどうかが勝負の岐路である。というわけで、「ほとんどの創造は、真似に付加価値をつけたものである」。独創、創造は無から有を生み出す魔法ではない。

 最初は真似から。~があったらいいな~、~ができたらいいなあ~、という単純な願望が第一にあります。そしてまず真似てみる。しかし、真似るだけでは足りず、具体的に解くには玄人実行が必要になります。願望を出発点として、何をどう実行したら良いか、の道筋をつくるのが玄人たり得る者なのでしょうか。

・現状において何を目標とし解決すべきか、解くことができてかつ解ければ価値のある問題の設定はどうするか、そして、それを実際にどう解くかというのが問題解決である。それは、研究においても、企業においても、家庭においても同じことである。

 即ち、玄人であれば、願望から問題を作り出し、その解決プロセスを考え、そのプロセスを実行することができる問題解決力を持っている必要があります。逆に言えば、問題解決力を有する者が玄人でしょう。

・ただ漫然と一般的なものを狙った研究は、できたらいいが多分できない研究である。非常に役に立つ部分問題をちょうどぴったりカバーする研究は焦点の定まった、多分成功する研究。広そうに見えるが、役に立つ部分問題を何一つ完全にカバーしないのは、よさそうだが焦点が定まらず、結局はあまり役に立たない研究。どの部分問題ともオーバーラップしないのは無意味な研究である。このちょうどいいところに問題を限るというやり方が、研究の構想力であり、知的能力なのだ。

 問題を定義する困難さは、上記説明からも伺えます。そうした一方で、問題を定義する手法というか、適当な程度の問題を作り出すために、どの辺に収めたらたらよいか、といったことを考えるために、上記説明がヒントになっていると思います。

 さて、著者はロボット工学の第一人者であることから、コンピュータの可能性についても述べています。

・予測可能な範囲内での予測不可能性を作り出せるかどうかが、「人のようであるか」のキーなのだ。

 ロボット(コンピュータ)は、決められたプログラムどおりに動くため、予測不可能性はありません。一方、人間は予測不可能ですから、ロボットに予測不可能な部分が出てこないと人間に近づきません。しかし、予測不可能といっても、予測と全く異なる出力であれば単なる間違いにすぎず、なるほどそう来たか、といった予測とは異なるも想定し得る範囲内での回答がなされることが重要になります。

・では、コンピュータが「人のようである」を超えて、「人と同じくらい、あるいはそれ以上に知能的になれるか」という質問に対して、私は当然、「明快にイエス」と言う派に属している。
・今も将来も当分、コンピュータやロボットが人と比べて明らかに劣っているのは、その働く環境を自分で適切に定義する力と、自分を自分で再生産する力である。

 本書では、ロボットは人間になり得ないという論評を論破しています。これから科学技術が進歩すれば、ロボットは人間になり得るかもしれません。専門家である著者の言に触れ、では人間はどうあるべきか? を考える視点が全く変わってきた気がします。

・プレゼン資料は一目でわからないように作る
・実はプレゼン資料は「それだけでは」内容がわからないように作らなければならない。それだけで何が言いたいのかわかると、聴衆は勝手なことを考え始める。

 本書は様々な事柄について書かれているので、プレゼンの仕方のような論説部分もあります。まだまだ、取り上げきれない部分がありますので、2度目、3度目の読書が必要ですね。 


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ジャンル:本・雑誌

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